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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第24章 後宮という名の檻
 黄色の鮮やかな花はどことはなしにこの季節に咲く菊に似ている。慎ましやかで派手さはないけれど、気高く凜とした佇まいがフィメリアは気に入った。むろん、砂漠の国であった夏陽にはなく、初めて見る花だ。





 今、フィメリアは石蕗を背景に佇む王女を下書きしていた。携帯用の筆壺に筆を入れ、たっぷりと墨汁をつけて白い紙に輪郭を描いてゆく。いずれも王太后から賜ったものだ。
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