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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第26章 喪失、そして愛、ふたたび
 衝立には一面に白い砂漠がひろがっている。空は菫色に塗られ、東の空の端がわずかに紅く染まっていた。片隅にはまだ細い月が浮かんでいる。遠方には街らしい背景が点景として描き込まれ、尖塔が見えるところを見れば回教寺院の屋根のようだ。




「砂漠の夜明けだな」





 若い上司が呟いたのをスエンは聞き逃さなかった。ハッと彼の顔を見るも、男はもう興味を失ったように衝立から視線を外して別の方を見ていた。
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