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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第27章 高麗の夜明け
 翌朝、フィメリアは宮殿の庭園にいた。陽差しが幾分春めいてきたとはいえ、まだまだ冬の最中である。高麗の冬は厳しく長い。


 広い庭にはまだ春の花は見られず、花期の長い紅椿が艶やかに咲き誇っていた。


「ここにいたのか」




 四阿で見るとはなしに花を見ていたフィメリアは讃を認め、立ち上がった。軽く一礼するのに手を上げて制し、讃は四阿へと続く短い階(きざはし)を軽やかに昇ってきた。
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