この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第27章 高麗の夜明け
 見も知らぬ皇帝に抱かれるより、今は讃の側にいられないという事実の方がはるかに怖かった。フィメリアの白い頬を涙がつたい落ちてゆく。





 いつしか低く垂れ込めた灰色の雲間から、白いものが舞い降り始めた。白い雪の花びらは止むどころか、次第に烈しさを増してくる。




 フィメリアの亜麻色の髪に肩に、白い花びらは舞い降りた。彼女は濡れるのにも頓着せず、いつまでも落ちた椿を眺めていた。
/2681ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ