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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第4章 逃亡
 大柄な兵士たちがぞろぞろと店に流れ込んできた。ここは飯屋といっても、下町の往来の露店だ。広い往路の片脇に大きめの露台を置き、客は自分の好きな場所に陣取っている。現にジュチと賢の周囲にも同じように小卓を囲む客がたくさんいた。






「次、お前だ」
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