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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第10章 愛縁
「初夜の時、教えただろう? 元国渡りの妙薬があると。少量では若返りほどの効果しかないが、大量に取り込むと、よく効く媚薬になる。俺もまだ試したことはないゆえ、定かではなかったが。恐らく、そなたはその薬を大量に飲まされたんだ」






「じゃあ、僕がいつも飲んでいたあの薬と同じ薬だったのか? でも、味はまったく違っていたよ」
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