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さらに近くてもっと甘い
第8章 ドジっ子同盟とお引っ越し


「だ、大丈夫…?」



加奈子の同期で友人である藍(あい)が、派手に転んでいるその男に話し掛ける。



「いてぇっ……」



顔を上げた黒髪の男。


無造作ヘアなのか、寝癖なのか、あっちこっちに髪が跳ねる。



そして、手の前で潰れてしまっているメガネを見て、あぁあぁ!!と大声で叫んだ。



「また割れてるし!!!」



ガクッと項垂れる男に、加奈子を怒鳴っていた上司が近付く。



「君は……っ」



まさか、このドジでどうしようも無さそうな男が新人なのか……



ハッとした男は顔を上げて急いで立ち上がった。




「新入社員の、原澤 幸太郎(はらさわ こうたろう)です!!!今日からよろしくお願いします!!」



大声でそう言った幸太郎は、勢い余って再び先ほど割れたメガネを自分で踏み付ける。




「あぁぁぁあ!!!」




「「「「─────…」」」」




あまりのドジぶりに、周りが口をあんぐり開けている中、加奈子だけは目を輝かせて幸太郎に近寄った。


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