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【R-34】
第12章 『不知夜月』
激しい行為の後。


いつの間にか二人とも眠りに落ちたが、圭吾はそれまで全く気付かなかった。

夜中にくっついて眠っていたが、真奈の体温の異常な高さに浅い眠りから一気に目が覚めて彼女の名を呼ぶ。



余程高い熱だったのだろう。

その時には既に肩で荒く息していて、苦痛に顔を歪めていた。


それすら美しいと見とれてしまい、はっと我に返る。


「真奈、何でもっと早くに言わなかった?熱あるんだろ?」

「……さっきまでは……無かったの、本当に……。急に寒気がして……熱、出てきたみたい……ごめんなさい、圭吾さん……」


「直ぐに病院行こう、ね?」


その提案に辛そうな表情を浮かべて横に首を振る真奈。

「圭吾さんは、明日も仕事なんだから……早く寝なきゃ。明日私一人で病院行けるから、圭吾さんはもう寝て?本当に……大丈夫だから」



真奈のこういうところは圭吾がいくら説得しても折れないのを彼は知っている。
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