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第8章 アイマスク

パジャマのボタンを外し終わると、それを自分で脱ぐには幾分かの躊躇が見られた。

こんなに明るい中で……。



それにふうっと圭吾がため息を吐いた。

「仕方無いな。俺が脱がせてあげるよ」


パジャマの上に続いてズボンも脱がしキャミソールもパンティーも迷いなく脱がしていく圭吾に戸惑いながらも真奈も抵抗を見せずに大人しく従う。



きっと、優しい彼の事だ。全て自分の執筆活動に協力してくれているのだ。



自分にそう言い聞かせて、無理矢理納得する。



恥ずかしくはあったがこれも全て彼の優しさだと、疑うことなく真奈は圭吾を全てを信じきっていた。



真奈の考えが手に取るように分かり、圭吾の口元がいやらしく歪みを見せたが、真奈は恥じらいに俯いておりそれにはまだ、気付いていなかった。