この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キミの体温 ボクの吐息
第3章 り
何でここに来たんだよ。
なんて聞いてしまえばスッキリするかもしれないこの気持ちは
確かめるのが怖くてそんな事は聞けない。

男の事を知っているのが俺だけなのかもしれないし
今日は誰かと居たい気分なだけかもしれない。

それでも・・・
それでもココに来てくれた事実に俺は嬉しくて
その『誰か』に俺を思い出してくれただけで
それだけで十分だと思う。

こんな・・・
何も求めないほんの少しの相手の行動で嬉しくなるのって
いつ以来だっけ?

俺は20代の若造のくせに
ずいぶん長い事女にドキドキしていなかったななんて思うと
隣に立っている白石が急にさっきより愛しくて

ココにいる理由なんかどうでも良いじゃないかと思った。

ココにいる事実だけが俺には大事で
男と別れたという事実だけが俺には大事で

もう、それだけで今すぐにでも白石を抱きたいと思った。

でも、自分のその気持ちより白石を大事にしてやりたくて
白石の気持ちの整理がつくまでそっと待っていようと心に決める。

「タクシー遅いな」

2本目のマルボロが短くなった時
目の前にタクシーが流れ着いた。
/44ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ