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快楽の果てにあるもの
第1章 出会い
「いらっしゃいませ。何になさいますか?」

『何があるん?』

「生ビールに、焼酎、サワーにウイスキーハイボール……」

『お、じゃあ、生ビール2つで。』

「かしこまりました。少しお待ちください。」

冷えたジョッキに生ビールを注ぎ、テーブルへ運んだ。
彼はジッと私を見上げる。ん?っと、一応笑って見せた。

『ママも座って。』
もう1人のお客様が話しかける。

「はい。ありがとうございます。」

そう言って店のキッチンへ行き、つまみを作る。
つまみを持って席に着く。

『ママも何か飲んで』

「はい、頂きます」と

グラスビールを注いで席に戻り

「初めまして。よろしくお願いします」

しばらく、お決まりの会話が弾む。
地元は何処か?歳は何歳?この店を始めて何年?etc。
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