この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しい記憶
第3章 亡霊

茶色くて長い髪が靡いている。



シャンプーの香り。



やはり胸が締め付けられて苦しい。



家出る間際、クルリと振り返った彼女が微笑む。



「友也…」



「ん?」



「いい加減、荷ほどきしなね」



「…………」




振り返って、段ボールを見つめた。





「せめてカーテンくらい付けなよ」



「……そうだな」




俺は、いつからここにいるんだろう。



いつから、このままなのだろう───



じゃあね、と言って彼女は扉を閉めた。



シーンと静まり返った家。



平気だったはずなのに、突然孤独感が襲って俺は段ボールに手を当てた。







/222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ