パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 アンバランスな恋と義父の手紙

　　アンバランスな恋と義父の手紙





　その数日後、悲劇は足音を消して近づき、突如として牙を剝くように早苗を襲った。





　いつものようにリンデンバーグ社に出社して二時間が経過した頃、同じフロアの営業部長のデスクで部長が電話を取るのが早苗の席から見えた。ほどなく部長が難しい顔で歩いてきて、早苗は集中していた入力作業から意識をそらし、顔を上げた。