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第25章 ③―５　祝賀パーティー

「みきさん…ですか。」




再び私を現実から夢の中へ戻す彼。





「あの、、あなたは…。」




私の問い掛けに彼は少しだけ目を見開いてクスリと笑った。




「僕は、西園寺総一(さいおんじ そういち)、西園寺孝胤の長男です。」



「はあ…」





さいおんじ……


西園寺…


西園寺！？



えっ？！


じゃあこの人があの西園寺代表の跡取り！？



「そ、それは失礼いたしました！！」


私は急に我に返って総一坊っちゃんに頭を下げた。