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第3章 ①―２　作るがいい！

コップに水を入れて、レイに差し出すと


「ありがとう、だいすきだっ！」


と言って一気に飲み干す。



「っ………」




好きだというセリフも、
レイにとってはあんまり特別な言葉でない。


もう何回もサラッと言われている。



だからもう慣れたって言いたいところだが

やっぱりいちいちドキドキしている。


あーー


私飢えすぎだわ………






「……レイ。私DVD返してくるから。」




空になったコップに再び水を入れながら言うと、レイは大きくてきれいな目をさらに大きくした。



「いいね！！！それはいい！！」



なぜかよく分からないがはしゃぎ出すレイ。



やっぱこの人分かんないし変だなぁ