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第10章 ①―９　そして二人。

「まゆちゃんいってらっしゃい！」


あれから数日……




私とレイは晴れて恋人となって同棲していた。




「だから！みき！！」



そういってキッと睨むとレイはハハハと笑った。



これからはちゃんとみきと呼んでくれるなぁなんて、ニタニタしていた私は甘かったのだ。





「かわいい！かわいいぞ！」


そういってレイは抱きついてきた。


前と、何も変わっていないのだ。