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SEXYSIX~60日の合体合宿~
第7章 リトの確信
昨夜のリリィとのことが、一日じゅう頭の中を支配している……そのぐらいリリィに恋い焦がれてしまっているのに、今夜はユキと一緒にAVを観て、互いに自慰をしてから挿入するだなんて……、今の自分にはハードルが高過ぎて、どうしたらいいのかと、俺・藤原理斗は焦っている。

リリィとする前は、自分と似たようなところがあるユキやナナが最初の相手だったらよかったのに、と思っていたくせに、我ながら勝手なものだ。リリィの豊満なボディと幼い顔と声、そして巧みなテクニックにすっかり翻弄されている俺は、レッスンに集中できないぐらい骨抜きにされている。あの乳房の感触、フェラでイカされた時の感覚、挿入の快感と突くたびに揺れる胸……そのすべてが股間に勢いを与える。昼に一旦部屋に戻った僅かな時間で、リリィを思い出しながら自慰をしてしまったけど、射精まですぐだった……。こんなに欲望を抑えられないことなんてなかった……。今まで俺がしていたセックスは、一体なんだったのか。そして、今夜ユキとは、ちゃんと興奮できるのだろうか……。

「ユキはAV、見たことある?」
「ない。リトは……あるよね?」
「あぁ、多少は。大丈夫か、初めて見るの」
マネージャーから指定されたファイルを再生すると、明るい陽射しに包まれたカップルがホテルの部屋で服を着たまま抱き合いキスをしているシーンから流れ始める。
「マリさんが、私が見たことないって言ったら、女性向けのソフトなやつを選んでくれるって言ってたから……きっと大丈夫」
ベッドに並んで腰掛け、映像を観る。そう言えばマリさんは女性向けAV制作をしていたと言っていた。彼女が手掛けた作品なんだろうか。シュウはマリさんにお熱のようだが、俺だって……そりゃあ、マリさんのあの胸元にはクラクラする。

「えぇと、じゃあその……、オナニーを、人に見せたことは」
自分で言いながら赤面してしまう。卑猥な言葉を発することがまだ照れくさい。リリィに言われた「リトくんもしかしておまんこって言うの恥ずかしいの……?」という言葉を思い出し昂ぶり始めていると、こちらも真っ赤な顔をしたユキが小さく答えた。
「ないよ……」
「俺も……ない。初めてだ」
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