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飴色トライアングル【完結】
第13章 ドキドキが止まらない!
──//
「もしもし千秋?明日なんだけど、一応水着持って来てね…」
それとなく話を振ってみたけど心配はいらなかった

〝もちろんですよ!〟
良かった
じゃそれはいいんだけど…

「千秋ってさ、水着は1枚しか持ってないよね?」

〝去年のが有るけど、何でです?〟
そう?じゃ…その去年の水着でいいから貸して欲しいな~なんて。

〝あ~!先輩…もしかして無いんですか?水着〟

「うん、実はそうなの」

探したんだけど、やっぱりなくて─
この島じゃ水着なんて売ってないし、レンタルもあるのかわからなくて

せっかくヒロシさんがお休みくれたのに水着がないと遊べないじゃない?

〝でも、先輩仕事なんでしょ?〟
「それがね、あっ!ぅ、うん、そうなんだけど」
ヤバッ、うっかり喋るとこだった。
それじゃサプライズにならないよ。

「もし、時間が取れたら私も泳ごうかなって」
アハハ─

〝へ~!〟
何よ、その返事。
千秋は鋭いからバレちゃうかな
いいのよそんな事は
どうなの?貸してくれるのくれないの?

〝分かりました先輩に似合いそうなのがあるんで持ってきますね〟

ホント?良かった…
よし、水着の手配はこれでオッケー

あとは明日だな!
早起きしなきゃ

明日はお掃除してお布団干して、夕食の買い物して─バーベキュー用のコンロも借りに行かなくちゃ
広くないけど中庭があるし、バーベキューなら焼くだけ…千秋ならきっと喜ぶよ。

「あ、渡船場までは迎えに行くからね」

〝先輩…明日、楽しみにしてて下さい〟
え、うん!え?…それは私のセリフなんだけど
あ~水着の事かな!
ま~いいや。

じゃ、千秋明日ね!

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