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飴色トライアングル【完結】
第14章 青春プレイバック

「バーベキューなんて久しぶりだな、大学ん時以来だよ…まさか美緒の家でするとは思わなかったよ」

だよね!
こんな古民家でも中庭があって通りからは見えないし、都会じゃバーベキューなんてする機会もあまりないから楽しいと思って!

「おっ!海老もホタテもあんの?」

そう、飲み物も買ってあるし、組合のおじさんが友達が来るならって持たせてくれたんだ。

「大学ん時にさ、友達にアウトドアが好きな奴がいて…よく連れて行かれたよ」

そうなんだ!
じゃ私よりきっと詳しいね。

私はペンションの手伝いをするようになってからだものいろいろ覚えたのは…
ここはコテージもあるから覚えなきゃ仕事にならないし

あ、だからなの?水上バイクの免許って…
お友達の影響で取ったって言ってたし
そのお友達かな?

大学の時なら私と別れた後だよね!
初めて聞いたもの

「美緒、乾杯しよっか」うん。

ゴクッ、美味し!

「じゃ私が焼くね」
「いいよ、俺がやるから美緒は食べな」
でも、私の家に来たのに悪いじゃない。
私がおもてなししなくちゃいけないのに…

「こういうのは男がやるんだよ」
そうなの?
へ~じゃ…お願いしちゃおっかな。

昔からヒデは何でも器用にこなす人だったけど
変わってないんだね!
私は食べるのも忘れヒデの姿に見入っていた…

「美緒、ほら食べな」
「あ、ぅ、うんありがと」

バーベキューにして正解だった。
部屋で2人きりで食事なんて…久しぶり過ぎて緊張しちゃうもん。
ヒデと2人だけど…帰りの時間も気にしなくていいし、お庭でバーベキュー出来るなんて贅沢じゃない?

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