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飴色トライアングル【完結】
第15章 嬉しさと不安と…
◇◆◇
スースー
クスッ─疲れたか?美緒

さっきまで泣きながら喘ぎまくっていたのに…
今、美緒は俺の腕の中で寝息を立てている。


(ヒ、デ─もっ、私─だめ、また─イ、ク)
(グッ、みおっ…俺を、ちゃんと覚えてろよ)
ペシッペシッペシッペシッ、パンパンパンパン
(美緒、みおっ!)

(─あっ、あぁ、ンン…ヒ、デ…ふぁ)
(グッ、美緒、みおっ…うっ!)ハァハァ
ハァハァ

(美、緒…大丈夫、か?)
(……)やり過ぎたか?

やっと想いが通じたけどまた暫く離れなきゃいけないと思ったら抑えが効かなくて─
とうとう美緒は何度目かの絶頂に意識を手放してしまった。

意識のない美緒を抱き寄せて髪を撫でた。

…次に会えるのはいつになるかな?
勢いでここまで来たけど
こんな短い時間じゃたりるわけがなかったよ。

「はぁ~!」

美緒の事だ、中途半端に仕事を投げ出したりなんて出来ないだろうから…俺が会いに来るしかないんだけど。
簡単に来れる距離じゃないから…
せめて連絡は頻繁にしてやらないと!

「う、う~ん…ヒ、デ」──ん?
クスッ─俺の夢を見てくれてんの?
夢の中だけでも毎日会えればいいけどな。

可愛い寝顔の美緒にそっと口づけた。
チュッ──
〝うっ~ぅん!〟
──あっ、ごめん!シー
俺の唇が触れたからか、美緒がピクリと反応した。
ごめん起きるなよ~!

「……//」スースー
ふっ、良かった。
美緒はまた深い眠りに入っていった…。

〝ふっ、可愛い〟
今日は疲れただろ?
ゆっくりお休み─美緒

美緒の寝顔を見ながら眼を閉じると、いつの間にか俺も深い眠りに沈んでいった。

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