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飴色トライアングル【完結】
第4章 こんな事…絶対に言えない。
◆◆◆

オネガイ、ヤダ─ヤメテ──タスケテ

〝おい、押さえてろ〟
〝ンッゥゥ、ヒィ~ヤメテ〟

〝ヤバッ、たまんね~、吸い付く〟
〝おい、早く代われよ〟
ヒック─ヒデ─助けて─

ズブズブ
〝あぁ~マジ、スゲー〟

やっ!ヒデ─ヒデ、助けて─

〝グスッ…お願い…〟


「ぉ─ねぇ、ちゃ」

「ヤッ、やめてっ「…お姉ちゃんってば!」
ハッ!え?──夢?

目を覚ますと…
由美が目の前で顔を覗き込んでる。

「お姉ちゃん…大丈夫?凄い魘されてたけど」

魘されて大声で叫んでたみたい。

また、あの時の─

ウッ、なんで…今頃
ヒック、ヒック…グスッ─

「お姉ちゃん、大丈夫?」

涙を流す私を見て…由美が背中をさすってくれる!

大丈夫だから…もう行って

「お姉ちゃん汗凄いよ」コクン

「……怖い夢、見ただけ…大丈夫」グスッ…

「お姉ちゃん─」
もういいから
お願い1人にして。

グスッ…ウェ、ヒック…
涙が溢れ上手く感情をコントロールすることが出来ない。

由美、お願いだからこの部屋から出てって!
頭の中がぐちゃぐちゃで自分でもどうしたらいいのかわかんない。

心配してくれるのは有難い─けど
お願いだからそっとしておいて。

「お、お姉ちゃん大丈夫なの?」
「いいからほっといて」

布団を頭から被って小さな抵抗
暫くすると由美は無言で部屋から出ていった!

ウッ、ウッ…ヒックヒック…
〝由美、ごめん〟


ヒデに会ってから
昔の夢をよく見るようになった。

あの日─
1人で帰らなかったら─

あそこを通らなければ─

あんな事にはならなかったのに


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