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第4章 千弥と蓮

「……ンッ！」
「ここが好き？　それともここ？」
「ア……ンンッ！　耳、噛まないで……ァァ……」
「過敏に反応するね、それに甘い喘ぎ声……俺のほうがゾクッとするよ」

唇が舌が首筋や耳を弄んでいるうちに、私の服を脱がしにかかる。元々家の中なので、最低限の節度はありけれど薄着だった私。トップスのボタンも、スカートのファスナーも外され、スルリと脱がされてしまった。

「み、見ないで……」

あまり大きくない胸を必死に隠すけど、蓮さんの力強い腕には敵わない。両手を掴まれて開かされる胸元、お願いだから小さいは言わないで欲しい。

「どうして胸を隠すの？
ブラの上からでも、形良いのがよく分かるのに……」
「あ、あまり大きくないから……」
「大きければ良いというものじゃないと、俺は思うけどね。大きさよりも形や張り、それに感じやすければもっと良い」
「……あぁっ！」

プチンとブラが外され、なにも隠せない両胸が蓮さんの前に露になる。少しだけ寄せて上げていたなんて言えない。

「綺麗な胸だよ。俺はこのほうが好きだね」
「アッ、やぁんっ！」

スッと胸に下がる唇、乳房に唇が這い、乳輪にキスされ、少し反応した乳首が唇の中に吸い込まれていくみたい。それを恥ずかしながら見てしまう私、丁寧な愛撫に更に顔は赤くなるばかり。

「ンッフゥッ……」
「分かる？　乳首を舌で転がしただけで、こんなにも硬く勃ってしまったよ千弥？」
「恥ずかしいから……言葉にしないで……お願い」