この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第7章 蓮と陸の心境

「蓮の朝食のようにはいかないけど、僕なりには頑張ったほう」
「蓮さんはプロだもの」
「それ、昨日僕も言ったよ」
「そうだったね。ということは、私と陸さんって同レベル?」
「千弥のほうが上手いと思うけどなー」
「り、料理は……ね、自信がないの」
「同じく……」

昨日と同じやり取り、だけど今日は楽しく感じるんだ。それは千弥が普通にしていてくれるから、楽しく思うんだよ。
少しの変化でも、千弥のことは全て見ていたい。千弥が好きだから、1つも逃したくないんだ。

「こんな朝食も良いね陸さん?」
「最近は蓮任せで、朝から豪華だったから。僕はこっちでも構わないんだけどな」
「私も。独り暮らしの時はこんなものだったよ?」
「僕はコンビニでおにぎりばかり、だけどそれが当たり前だと思ってた」
「そうだよね、私もそれが普通だと思う」
「でしょう!」

このラインの認識は僕も千弥も同じ、それは1年以上同僚をやっているから、よく分かってる。
同い年で同期入社に加えて部署も一緒、それだけ僕は千弥を見て来たんだよ?

「ごちそうさま、ありがとう陸さん。皿は食洗機に入れとけば、帰って来るまでに乾燥しているから」
「ほーんと便利」
「くすくす……」

あの豹変した千弥も嫌いではないけれど、僕としては今の千弥が好きだ。
僕には普通に話をしてくれる千弥が、僕だけ心を開いてくれたこの千弥が好き。
ノロケじゃない、凄く努力して今の関係を築いたんだ、それが嬉しいって千弥に気づいて欲しいよ。

/242ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ