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一秒に見えた世界
第17章 良二グッズは恐ろしい
だから私は適当に二ヘラと優誠に笑う。優誠が私のおデコに軽くデコピンを入れて来る。そんな風にちゃんと優誠が私をわかってくれているんだと私は確信をしてから眠った。

朝のモーニングを食べたらやっぱり優誠は私をベッドに入れたがる。だけど今日は私は天気も良かったし私はいやだと拒否をした。優誠はニヤリとしてから

『なら良二グッズの出番か?』

とか言い出した。私は発狂して優誠に良二グッズを今すぐに全て捨てるようにと言った。

『あれだけ美奈が楽しんでいたのに全部を捨てんのかよ?』

『捨てないのなら優誠を捨てるよ。』

私は優誠を睨みながらそう言った。優誠は何回俺を捨てる気だとブツブツと言いながらゴミ袋に恐ろしい良二グッズを捨ててくれた。

別に出掛ける用事も出掛けたい場所もなかったけれ、私は優誠とはもっと普通のデートとかをしたかった。

私がそれを言うと優誠は大阪にある大きな水族館に私を連れて行ってくれた。水族館の名物になっているジンベイザメがとても大きくてゆったりとした泳ぎで水槽の中を回っていた。

その周りを小さな魚が無数に泳いでいるから私は

『あれってジンベイさんの為のエサ?』

と適当に聞いてみた。優誠は少し赤い顔になって

『こんな場所で適当な事を言うな恥ずかしい。』

と言ってちょっと本気で私を怒っていた。

だけど私が足が凄く長いカニの水槽の前で

『美味しそう。』

とちょっと本気で言うと優誠は

『そこは本気で言うな。』

と言って呆れていた。

適当をする怒られて本気を出すと呆れらる…、私の恋人は面倒な男だ。

そんな事を私はぼんやりと考えると優誠が私の手を握って

『次に行くぞ。』

と言ってくれる。だから私はいつもの

まぁ…、いいや。

と思って優誠と水族館巡りを楽しんだ。

水族館の隣にあるマーケットプレイスでキャラメルポップコーンを買ってから2人で観覧車に乗った。

せっかくの綺麗な景色なのに優誠は景色は全く見ないでずっと私にキスをしているだけだった。

夕食は優誠が私が魚介類が好きだからと伊勢エビの専門店に連れて行ってくれた。

伊勢エビだけの本格的なフルコース。途中でデザートが出て来たから私がコースの終わりなんだと勘違いをすると優誠がそのデザートはお口直しのデザートだから、まだこのコースは半分だと教えてくれた。
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