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一秒に見えた世界
第18章 このくらい…いいだろ?
ありえないくらいに簡単に私をイカせちゃう優誠だけれど私がイケばイクほどに優誠のものを締め付ける。

『ふぁっあんっ…♡』

『ダメだっ。』

切ない顔をして優誠がイク…、私の中でいっぱい出してくれる。私は幸せなんだけれど優誠はちょっとだけ不機嫌になってしまう。私の髪を撫でながら優しいくせに不機嫌まま…。

私が力んで締め付けちゃうから…。

それが不機嫌の原因なのはわかっているけれど優誠とのエッチは私に力を抜くとか出来そうにないもん。

だからいつもの私なら適当にその不機嫌を見ないフリしちゃうのだけれど優誠にはちゃんと特別にするの。

『優誠のがとっても気持ちいいから我慢とか出来ないんだもん。』

そう言って私から優誠にキスをしたら優誠はすぐにご機嫌に変わる。いつものお姫様抱っこでお風呂に私を連れて行って洗ってくれる。優しく、でもやらしく優誠の指が動くから結局は洗えないんだけど…。

お風呂から出たらベッドは優誠の抱っこで幸せいっぱいのまま私は眠る。優誠のその温もりが気持ちいいからいつもすぐに眠ってしまう私だった。

翌朝は寝ぼけて私は目が覚める…。

ここはどこ?私は誰?

ぼんやり考えていると私の鼻が優誠に摘まれる。

『ちゃんと起きろ。朝飯に行くぞ。』

軽くシャワーをしたら私はメイクと格闘する。

うりゃー!!

気合いを入れすぎてルージュが唇からはみ出した。

『やり直し、筆を使ってるくせに器用にはみ出すとか適当に引くな。』

と何故か優誠に怒られる。

はみ出たところなんかティッシュでちょいと適当に拭けばいいじゃん。

私がそう思うと鏡の中には優誠の人差し指が私のおデコを狙っているのが見えた。

『やり直します。』

私は改めて気合いを入れてメイクを済ませる。服を着たらホテルの部屋を出て朝ご飯の為にレストラン探しだ。

ベイエリアだからあらゆる国のスタイルのお店があった。だから私と優誠は朝食はイングリッシュスタイルのレストランにした。

『朝から、アラブスタイルとかはキツいからな。』

アラブスタイル経験者の優誠が私に教えてくれる。シンガポールって色々な国が楽しめるらしい。インドや中華、フレンチ…。夕べ私達が夕食に行ったホーカーは本来の地元シンガポール料理ばかりらしい。
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