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一秒に見えた世界
第19章 だって…忙しいんだもん
翌朝は3人でモーニングを食べながら良二さんがずっと優誠に平謝りをしていた。だけど優誠はかなりの不機嫌なままだ。

良二さんの話しから私が大体わかった事はこっちの建設の仕事でもこっちの裏社会の人達が絡んでいるという事だった。

その裏社会の女性を知らずに良二さんが女の人を買えるエリアで口説いちゃったから少しばかり揉めてしまったとか良二さんが言った。

良二さんに呆れた優誠は

『しばらくの間、良二は女禁止な。』

と言った。ホテルの部屋でも

『なんで俺があいつの為に美奈を抱く時間を邪魔とかされんだよ。』

とブツブツ言いながらやっぱり不機嫌なままの優誠だ。仕方がないから私は

『指輪を取りに行こうよ。』

と言って優誠にキスをする。そうすればやっと優誠の機嫌が直ってくれる。優誠は私を抱きかかえて

『指輪を取って来たら今日は1日中美奈を抱く。絶対にベッドから出さねぇよ。』

とか言った。ただ私は笑ってそんな優誠に従うだけだ。だって私は機嫌のいい優誠が好き。不機嫌な優誠と無理に観光とかをするよりもベッドの中で機嫌のいい優誠の方が私には嬉しいとか思った。

指輪をお店から貰ってから私はさっそく左手の薬指にはめてみた。優誠が私の指にキスをして

『俺の女だ。』

と私に言って来た。だから私は優誠に

『優誠の女だから好きにして。』

と言って甘えた。

こんな時の優誠は私を絶対に離さない。私が狂いそうになるくらいに感じさせて来る。

『もう無理、優誠来て。』

そう私が言っても優誠は自分の太いもので私の中をガンガンと突き上げながらぎりぎりと私のクリをつねって来る。

『ひぃー。』

私はもう優誠のものを締め付けるしか出来なくなる。

『普通はイケば緩むんだぞ。』

そう言って優誠が苦痛に似た顔をする。もう完全に登り詰めてイクのが止まらない私の中は容赦なく優誠のものを締め付けた。

『イクぞ。』

そう言った優誠の動きが激しくなると私の意識は飛ぶ寸前になった。優誠の脈が私の痙攣と重なった瞬間、気が抜けてしまう私はフェイドアウトしたように優誠に私の全てを預けた。
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