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小説よりスゴいこと
第1章 プロローグ
最後の1ページを読み終え、愛はそっと本を閉じた。
ほう、とため息をつく。本の余韻に、顔がにやけてしまう。

「よかった……」

閉じた本をベッドサイドに置くと、電気を消して、愛はベッドに潜り込んだ。

目を閉じて、自分の秘部に指を伸ばす。
ずっとジンジンと疼いていたそこは、もうじっとりと濡れ、下着が湿っていた。
指の先で、ゆっくりとその割れ目を辿る。
興奮した秘部は既に随分と敏感で、下着の上からの優しい刺激も快感だった。

「あ……」

誰もきく人のいない小さなワンルームの部屋で、愛は小さく吐息を漏らす。

先ほど読んだ本の内容が、頭の中で再生される。
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