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小説よりスゴいこと
第5章 エピローグ
ぬるりと濡れる性器を擦り付け、腰を淫らにくねらせる。
ゆっくりと硬さを取り戻す男の熱に、愛の唇は弧を描いた。
すっかり性に熟した身体は、男の性器に支配される喜びにヨダレをたらし、はやくはやくと身体の深い部分を疼かせている。

ぬちゅぬちゅと水音が響き、女の甘い喘ぎが深夜のオフィスに響いて、消える。
最近愛は、新しい官能小説を購入していない。
夜寝る前の妄想も、オナニーもしなくなっていた。

「イクぅっ!きもちい、せんぱいのおちんちんでっ……!アァーッ!イク、イクぅうっ……!」

愛の身体が弓なりになり、激しい絶頂に身体をわななかせる。
その快感を、愛はもう、オナニーでは感じることができなくなっていた。
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