パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 映画館で……

三人でカフェに行った次の週末、土曜日の昼過ぎに、愛は駅の改札前に立っていた。
映画を観に行こうと二人から誘われたのだ。
映画は今流行りの恋愛もので、濃厚な官能シーンが話題の作品だ。
休日に二人に会うのはもちろん初めてで、緊張と期待で落ち着かない。

きっと今日も、そういうことを、するのだと思う。
唯から服装の指定があった時、愛は期待に胸を弾ませた。

胸元あいた服と、ミニスカート。

言われた通りの格好に、いつもより気合を入れた化粧。
髪の毛は毛先を巻いて、普段の野暮ったい雰囲気は少し払拭できている気がする。
胸元が開いた服と言ってもただのVネックだし、ミニスカートもタイトなものではなく、長さも膝より少し上あたりの大人しめなものだが、一応指定されたものに違いはない。