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俺は彼を愛してる
第13章 My work
「いらっしゃいま…
花井君!?
俺 分かるかな?
大学で同じワクとってた
事もあったんだけど」

「ごめんなさい…」
僕は首を横に振った

「だよね
君は有名人だったし…
あっ! どーぞ 座って
オリジナルのブラックでいい?」

「あっ! 申し遅れました
東斗銀行の花井です
こちらのオーナー様と
今日会う お約束で
伺いました」

オーナーの代替わりで
契約継続の相談に来た
珈琲ショップの2代目は
僕の大学の同期だった



「それでは
今 ご提出頂いた
こちらの書類を投行の方で
検討させて頂きまして
また ご連絡致します」

「はい よろしくお願いします
それにしても花井君
相変わらず 恰好いいねぇ」

「はははっ
なんにも出ませんよ
あっ 年末でしたら
カレンダーが あります」

お決まりの
社交辞令 返しをしたら
突然 手を握られた

えっ!?

「俺 花井君と
もっと仲良く成りたいと
思ってるんだ 今でも」


 
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