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俺は彼を愛してる
第5章 Darling
機嫌の悪いテツの肩を抱いた

「洗ぃ行くぞ」

「え? 今日は新譜のチェックだろ
てぇか 触るな」

「いぃから」

俺が 翼希以外を 構い過ぎると
こうなる

いつもは俺の
乗り受けでトコロテンが定番だが

こういう時は 俺が犯してやらねぇと
おちつかねぇ

その前に

テツは自分のヘチマたわしで
キレイに洗わないと
触らせねぇ 潔癖ぶり

俺は 世話好きだと
思われがちだが

そんなの関係なく
テツは俺をピカピカに磨く

俺の世話をやくのは テツ位だ

誰にでも
潔癖を発揮するかっつうと
そうでもねぇ

特に仕事中は
農作業と一緒なんだとぉ

洗っても すぐ汚れるから
いちいち気にしないで
割り切れるらしい

それでも 俺だけは別で
嫌なんだとょ

一(はじめ)が 軌道に乗るまで
たまにホストしてたけど

テツと付き合いだして
辞めた

だから 一(はじめ)では
カウンターから俺は出ねぇ

元々 翼希以外どうでも良いから
誘いを断るのに丁度良い

「俺のと テツの
2本で間に合ってるから」

これで 全てカタがつく


 
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