この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
俺は彼を愛してる
第11章 Brother
一鳳さんに言い訳していたら

ツータンと外人さんが
口論を始めた

理由はわからかったけど

ツータンは
外人さんの動きを止めようと
しているみたいだった

「Embrasse-moi!」
(キスして!)

「arrêter.
no way!stop.
Wait. まて あっ! freeze!
ここで んな事しても
It's not him to be angry.
兄貴がぁ」

そこまで言ったツータンの口を
その外人さんが 口でふさいだ



僕には
遠い国で起きている
戦争やテロ事件のニュースを
見ている時の様に
現実離れして見えて

身動きしても
モニターの中には入れない事を
知っている感覚で
ただ眺めていた

一鳳さんはツータンから
その外人さんを引き離し
殴りかかったけど

今度は一鳳さんを止めるツータン

見る見る内にツータンは
真っ赤な顔して
胸の真ん中の手を
ゆっくり握り閉めた...

涙をこらえてるのか
うつむいたり 上を向いたりして
とても苦しそう───…

カウンターの端の扉の方へ
歩きかけたツータンを
捨て犬の様な気持ちで
見送って居たら

ツータンは戻って来て
僕の手を引いて
連れ出してくれた

何の喧嘩だったのかしら?

ツータンが苦しそうだから
僕はとても悲しかった




 
/149ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ