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俺は彼を愛してる
第11章 Brother
一鳳さんに言い訳していたら
ツータンと外人さんが
口論を始めた
理由はわからかったけど
ツータンは
外人さんの動きを止めようと
しているみたいだった
「Embrasse-moi!」
(キスして!)
「arrêter.
no way!stop.
Wait. まて あっ! freeze!
ここで んな事しても
It's not him to be angry.
兄貴がぁ」
そこまで言ったツータンの口を
その外人さんが 口でふさいだ
僕には
遠い国で起きている
戦争やテロ事件のニュースを
見ている時の様に
現実離れして見えて
身動きしても
モニターの中には入れない事を
知っている感覚で
ただ眺めていた
一鳳さんはツータンから
その外人さんを引き離し
殴りかかったけど
今度は一鳳さんを止めるツータン
見る見る内にツータンは
真っ赤な顔して
胸の真ん中の手を
ゆっくり握り閉めた...
涙をこらえてるのか
うつむいたり 上を向いたりして
とても苦しそう───…
カウンターの端の扉の方へ
歩きかけたツータンを
捨て犬の様な気持ちで
見送って居たら
ツータンは戻って来て
僕の手を引いて
連れ出してくれた
何の喧嘩だったのかしら?
ツータンが苦しそうだから
僕はとても悲しかった
ツータンと外人さんが
口論を始めた
理由はわからかったけど
ツータンは
外人さんの動きを止めようと
しているみたいだった
「Embrasse-moi!」
(キスして!)
「arrêter.
no way!stop.
Wait. まて あっ! freeze!
ここで んな事しても
It's not him to be angry.
兄貴がぁ」
そこまで言ったツータンの口を
その外人さんが 口でふさいだ
僕には
遠い国で起きている
戦争やテロ事件のニュースを
見ている時の様に
現実離れして見えて
身動きしても
モニターの中には入れない事を
知っている感覚で
ただ眺めていた
一鳳さんはツータンから
その外人さんを引き離し
殴りかかったけど
今度は一鳳さんを止めるツータン
見る見る内にツータンは
真っ赤な顔して
胸の真ん中の手を
ゆっくり握り閉めた...
涙をこらえてるのか
うつむいたり 上を向いたりして
とても苦しそう───…
カウンターの端の扉の方へ
歩きかけたツータンを
捨て犬の様な気持ちで
見送って居たら
ツータンは戻って来て
僕の手を引いて
連れ出してくれた
何の喧嘩だったのかしら?
ツータンが苦しそうだから
僕はとても悲しかった