パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 支度 （この前、人を拾いました）

持ってた鍵編み棒が私の手から滑って、コロンと床に落ちた。



私のアイディアと努力がこっぱみじんになる瞬間。


あと少しだったのにっ…！



今まで何度もドレスのファスナーが閉められず、レイに頼んできたけど、いつも閉めるどころか『エロいっっ！』っていいながら豪快に開けられ……


そのままレイの発情に付き合わされパーティーに遅れるという……



その流れを回避するために、自分でファスナーを閉める方法はないかと考えあぐねた結果思い付いたのが鍵編み棒作戦。



ファスナーに引っ掛ければまるで孫の手のように届かないところにも届いてくれる。