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マリコのマ●コ
第2章 飲み会
会社に戻ると先輩が僕のところにニヤニヤしながらやってきた。

「どうだった?」

僕はどう答えようか迷っていた。
先輩より僕の方が早く彼女を知っていて、僕の方が早く好きになっていたんだから…

「あ。今日は聞けませんでした。」

「なんだよー。頼むよ八木!」

「はい、次は頑張ります。」

僕は心の中で舌を出した。

先輩には渡さない!


僕は、会社が終わると彼女に連絡をした。

『時間のある日を教えて下さい。』

こちらから日にち指定したら断られる隙を与えてしまうけど、相手に日にちを決めさせたら断る理由が減る…

先輩から教わったことだ。

『金曜日の夜でしたらいつも空いています。』

お…
きたーーー!!

金曜日か
花の金曜日…

いや
これは確かバブル時代の言葉だ…

今はプレミアムフライデー?
あ。これは月末の金曜日だけか…


金曜日…いつも空いてる…


かなりワクワクした。
僕にとっては特別な金曜日…プレミアムフライデーだな…


明後日か…
よし!
まず…2人きりで…


かなり…
かなり下心ありありで


『明後日はどうですか?僕は18時以降なら何時でもいいので、マリコさんの予定がつく時間は何時でしょうか?』


『私も18時くらいなら…でも他の方は大丈夫ですか?』


『いつもバラバラに集まるから大丈夫です。ではマリコさんの会社の近くのあの滑り台のある公園の噴水の看板側に18時30分にいます。』

『楽しみにしていますね。』


やったー!
約束したぞ!

もちろん他は誰も呼ばない…
先輩にも内緒

はははは

デートだ。

下心のあるデートだ。








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