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甘党な愛
第15章 十五

* * *

『椿ちゃん、他の女の子と会わない代わりに補ってよ』

『っ!?……補うって何を?』

『そんなの決まってるじゃん』

 深夜私の部屋で、ベッドに座る私の方へじりじりと歩み寄ってくる恵。何で……!?部屋に入って来られないように鍵掛けてたのに!そう思いながら恵の笑顔を、顔を青ざめながら見つめる。すると……そのままベッドで押し倒され、

『そのセクシーな体で奉仕しろや』

『や、やめろぉぉぉ!』

 冷たい表情の恵に首を噛まれると、私は思い切り叫んでいた。
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