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第3章 三

「この野郎……」

「ちょっと待って……俺、藤咲さんに教えに来たんだ……」

「教えに来たって何を？」

　腹を立ててタオルで後嶋の首を絞めていたが、苦しそうに言った後嶋の言葉を聞くと、タオルを持つ手を下ろした。

「八雲君が屋敷に来た理由……八雲君の親が、八雲君を更生させる為にこの屋敷に住ませるって……」

「更生？」

　やっぱりアイツ、何か悪いことを……？柄が悪いそのまんま、見た目通りじゃないか……。