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夜の蝶は…嘘つく
第2章 背徳の愛
喫茶店は空いていて…
一番奥の…角のテールに座った
植え込みで…見えない位置を選んだ
妻と…愛人がテーブルを挟んで対峙する
同じ男を愛している女が二人…
妻と言う立場と…
愛人と言う立場で…
対峙していた
水を持ってくるウェイトレスに珈琲を注文して
珈琲が運ばれると…
奥さんは…重い口を開いた
「私は…離婚には一切応じません」
だから…貴方は愛人のままいなさい…と
奥さんは…優越感に浸った笑みを浮かべた
「そうですか…」
ハッキリ言って…
愛人のままでも…私は構わない
だから?って言う…気持ちだった