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夜の蝶は…嘘つく
第2章 背徳の愛
私は不敵に嗤うと、奥さんに
「部長とは別れてあげます 子供は…貴方には渡さない!」
と告げ…奥さんを挑発し、言葉を続ける
「このお腹の子は…私だけの子供! 渡す気は…有りません… 貴方の様な…子供も埋めない人に…育てられた くなんかないですから…」
奥さんの顔色がみるみる変わる
余裕がなくなった…
それが、本当の貴方なんですね
素の奥さんを引き出せただけでも…収穫だ
奥さんは唇を震わせ
テーブルの水を…私にかけた
顔面に…コップの水を受け…
私は…それでも笑う
「……………好きにすれば良い…」
奥さんはそう言い…逃げるように…
席を立った
私は…愛が終わるのを感じた…