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第5章 夜の世界へ

後は…坂道を堕ちる様に…

コロコロ…コロコロ…

落ちて行くの

墜ちるのは…簡単

墜ちるのは…あっという間に

底辺に…落ちてくの

病院を抜け出し…

知り合いに逢わなくて良い様に

取り敢えず…名古屋に向かった

持っているお金なんて…直ぐに底がつく

家に帰る気がないなら働かなきゃいけない

生きて行くには金がいる

身元を保証するものがなく…働ける仕事…

それは…限られてしまう

必然的に…水商売へ…

足へ踏み出すしかなかった