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エレーナ先生の日常
第2章 sex education 【山斗陽平】

夜、渋谷駅ハチ公前で一人の男子高校生がスマホを手に待っていた。

男子高校生は茶髪で少しボサボサの髪。
黒い学ランを着て肩にはスポーツバックの、ボストンバックをかけている。体格が良く、整った顔。
イケメンというよりは男前が正しい顔立ちだった。

高校生は黒のコートを着て、ある女性を待っていた。

高校生がスマホで暇潰しにゲームをしていると、後ろからポンッと軽く叩かれる。

後ろを向くと、プラチナブロンドの女性がヌーディ
ピンクの唇を緩め優しく微笑む。


「お待たせ!陽介君。」

「エレーナ。」

彼は山斗陽介(ヤマト ヨウスケ)。高校2年生・17歳。
エレーナの個人授業の生徒の一人。

「なんのゲームしてたの?」

「…ツム○ム」

「まぁ、意外!陽介君ならバトル的なゲームかと思ってた!」

「…カワイイの……割りと好きなんだ。」

エレーナはクスクス…と笑うと、陽介の腕を組み、

「授業が終わったら、ハートを送るわ。」

「…ありがとう。つい最近やり始めたから助かる!」

「友達からはもらってないの?」

「…恥ずかしいから言ってない。」

「恥ずかしがる事ないのに。」

「うるせぇ!///」

照れくさそうにそっぽを向く陽介を見て、エレーナは優しく微笑み、

「どうですか?女性に慣れましたか?」

「まぁ……世間話程度は…な!」

「大分進歩しましたね。」

「でも、まだまだだな!クラスの女子も教師も、俺を見てビビってるしな…ダチ達からは「ふてぶてしい」「笑え!」て言われてる…」

「クスクス…不器用なだけですよ、陽介君は。」

楽しそうに微笑むエレーナを、上からのアングルで
見る山斗陽介は、内心胸を高鳴るのを抑えてエレーナと一緒に歩く。


山斗陽平が受ける個人授業、

それは…
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