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キミを愛シテ溺れてる
第5章 *キミを愛シテ溺れてる 3

ついに嫌われた……?

楽しみにして欲しいことは俺を振ること?

俺を驚かせるにはぴったりな方法だけど、こんな酷いことをする子じゃない。

きっと急な用事があって帰っただけだ。

信じようと思う一方で、不安になる気持ちもあった。


しかし、朝になってもメールは返ってこなかった。

二日、三日、一週間と時間が経っても連絡がない。

そうしているうちに遊びに行こうと約束した夏休みに入った。


結局、振られたのか……。

諦めつつもどうして俺に連絡をくれなくなったのか知りたくなって、颯太に電話を掛けてみた。

同じ高校で話しているんだから何か知っているはず。

他愛のない話から入り、そのことを探ってみる。

「――――それで聞きたいんだけど、風子は元気?」

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