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キミを愛シテ溺れてる
第6章 *キミを愛シテ溺れてる 4

「じゃあ、これからも俺の彼女でいてくれるの……?」

「……はい」


「好きになってくれたってこと……?」

「…………」

どっちだ。

何も言わずに顔を伏せてもじもじとしているから見分けがつかない。
せめて明るいところに移動してから言ってもらえばよかった。

でも“別れよう”という言葉は使わないんだから危機は回避できたことになる。

はっきりと振られると思っていたから、意外な展開に驚きのあまり唖然としてプレゼントを渡すのを忘れてしまった。

このまま付き合えて嬉しいけど、“好き”だとは言ってもらえなくてなんとも言えない気持ちになった。


次の日はお互いバイトで会えなくてクリスマスプレゼントを渡すタイミングがつかめず、何も変わらないまま年を越してしまった。

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