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キミを愛シテ溺れてる
第6章 *キミを愛シテ溺れてる 4

枕の上に風子の頭を丁寧に降ろし、覆い被さってキスの続きをする。
今度は指を絡ませて、より繋がりを感じながら……。

風子のことが欲しくて、欲しくて堪らない。

「乙羽さん……。好きだよ」

そう伝えながら見ていた風子の潤った瞳は穢れなく輝いていて吸い込まれてしまいそうだった。


「私もソラ先輩が、…………好きです」

聞きたかった言葉を柔らかい表情を浮かべて返してくれて、初めて好きだと言われた時を思い出したかのように俺の鼓動が一気に高鳴る。

「ずっと言えなくてすみません。こんな風に誰かを好きになるのは初めてで、なかなか言えなかったんです。
初めてした恋がちゃんとした順番じゃなかったから……」

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