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キミを愛シテ溺れてる
第9章 甘いひととき

大学は卒業できそうだけど実はまだ就職先が決まってない。

ソラ先輩を見習って真面目に取り組んでいたけど受けても不採用まみれ。

これと言って自慢できる資格も持ってないし、優れた特技もないからキラキラと輝く他の学生に私は負けていった。

卒業後も決まらなくてニートになったらどうしよう……。


でもなるようにしかならないんだから、なんとかなる。

私もそのうち決まるだろうと思って気楽に過ごしていた。



「あの、スーパーで今晩のおかずの材料を買って行っていいですか?」

「いいよ。今日は余裕があるから俺も手伝うね」

スーパーに行って、二人で作れそうなメニューを考えながら買い物をしているとある人にばったり会う。

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