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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋



皮肉を言われているような気もするけど、これがいつもの大地くんだ。

大好きな人の話で、大地くんもソラ先輩のことが大好きだからこういう風に聞かれても嫌な気持ちにもならない。


頬杖をついた私はストローでカラカラと氷をかき混ぜながら窓から外を眺める。


「私は外で待っていてもいいんだけどね。どこかのお店に入って待っててソラ先輩に言われたからそうしてるの」


「そこまで指定するとか過保護だなー。他の男に声を掛けられないように徹底してるね。……って声を掛けられたばかりだけど」


「あはは……。ソラ先輩が知ったら笑顔で怒るかも」


頭の中でいっぱいになっているからその姿もすぐに思い浮かぶ。


「僕と二人きりでいてもちょっと嫉妬するかな?でも偶然なら許してくれるかぁ」


「大地くんや海田先輩となら怒らないよ。高校の時だってソラ先輩はなんともない顔をしていたもん」


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