• テキストサイズ
雪の日に祝福を・・・。
第13章  愛の居場所
  


 その名前で飛び起きた。


「っ・・・」


 頭痛と目眩に吐き気が一気に襲って来た。掛け布団を握ってなんとかベッドに留まる。


「若狹さん。安静にしていて下さい。」


「なんで・・・」


 頭上からする声は、担当医だ。しかも緩和治療に向かう前の。


「意識を失って2日も昏睡状態でした。あちらの医師から引き継ぎました。」


 答えながら患者の身体をベッドに横にする。


「今日からは、ここで過ごしてもらいます。まず現状を診るために検査をします。」


「〝検査〟って、意味あるんですか?」


 すでに緩和ケアを選んでいるのだから無意味に思えた。


「検査をしてより良い緩和ケアのプランを立てます。」


「・・・判りました。」


「では、明日検査を行います。安静にしていて下さいね。」


「はい・・・」


 医師が出て行ったあと部屋が個室であることに気が付いた。


  
/234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ