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籠鳥 ~溺愛~
第31章
とたんに全身の毛が総毛立つほどの快感が全身に広がり、汗が全身から噴き出した。
「きゃぁああああっ! ――っ!!」
「っく……っ!」
美冬が悲鳴じみた嬌声を上げ達すると同時に、美冬に痛いほど締め付けられた鏡哉も白濁を子宮の奥へと吐き出した。
鏡哉が射精の強烈な快感から解き放たれ荒い息を吐きながら美冬を掻き抱いた時には、美冬は意識を飛ばしていた。
鏡哉は熱くひくつく美冬の中を暫らく堪能した後、ずるりと己を引き抜いた。
ごぽりという音を立てて美冬の蜜壺から鏡哉の白濁が零れ落ちる。
二十歳になったとはいえ小柄で少女の様な躰のままの美冬のその痴態は、眩暈がしそうなほど艶めかしかった。
鏡哉の雄がまたぐっと力を増す。
そのことに苦笑した鏡哉は、もはやめちゃくちゃになってしまったベッドの上から美冬を抱き上げるとバスルームへと消えた。
風呂から上がった後意識を取り戻した美冬を鏡哉がさらに求め、美冬もそれに応じた。
客間のベッドに降ろされたかと思うとすぐにうつ伏せにされ、腰を高く上げさせられ舌で蹂躙された。
喘ぎすぎて喉がカラカラになると鏡哉からペットボトルの水を口移しに飲まされ、また快楽の淵へと誘(いざな)われる。
三年半の離れていた月日を埋めるように、二人は求め合った。
心底疲れ果て眠りについたのは冬空が白み始める数時間前だった。