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籠鳥 ~溺愛~
第36章
「やっ!? だ、だめぇええ〜っ ……やぁ――っ!!」
小さな膣口がめいいっぱいに開き男の欲望を銜え込んでいく様を初めて目にした美冬が、悲鳴を上げる。
美冬によく見えるように浅いところをぬぷぬぷと出し入れしていた鏡哉だったが、美冬が目をぎゅっと瞑ってしまったのを見てくすりと笑った。
(虐め過ぎたかな……)
力を入れてベッドに押し付けていた両足をゆっくりと開放すると、正常位で深く挿入してやる。
まだ達して間もない美冬の媚肉が鏡哉を絡め捕り、逃さないというように蠕動する。
しばらくそれを味わっていた鏡哉は、ゆっくりと美冬の内壁を擦り上げ始めた。
「ぁ……ああ……ひゃぁ……はぁん……」
昨日の晩から数回休憩を挟みながら抱き続けた美冬のそこは、もうどこを突いても気持ちいいらしい。
浅いところで出し入れをすると、切なそうに鳴く。
深く子宮口を突き上げると、息を詰めて背を仰け反らす。
片足を抱え上げて横向けに寝かせてねっとりと腰を擦り付けると、美冬が力の入らない指先でシーツを掻きむしるように爪を立てる。
緩んだ口元から唾液が零れ落ちていた。
どこもかしこも弛緩し乱れまくっている美冬のそんな姿を見たのは初めてだった。
昔はすぐに意識を飛ばしていたが最近はその回数が減ったため、こんな美冬の痴態が見られたのだろう。
「あ……ぃゃあ……あぁ……ふ……ふぁん……」
意識が朦朧としだしたのか、美冬の喘ぎが甘くなる。
そろそろ意識を飛ばしそうな美冬を繋がったまま自分の膝に抱き上げると、ごつごつと下から突き上げ始めた。
「やぁ! あんっ……はぁ……ぁああ!」
最奥を擦りあげられる痛みをもともなう快感に、美冬の喘ぎが切羽詰まったものへと変わる。
それに合わせて美冬の蜜壷もまるで鏡哉を根元から扱き上げるように蠢いて纏わりつく。
「あぁ、とてもいいよ、美冬……」
すぐにでも自分の慾を吐き出さそうとするそれを振り切って、鏡哉は美冬の腰を掴んで最奥に己を捻じ込む。
「や、やぁっ、ダメ、やぁああああ―――っ!!」
ひときわ大きな声で鳴いた美冬は、がくがくと鏡哉の膝の上で痙攣し背を仰け反らせて果てた。