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冷たい微笑み
第2章 デート
最初は仕事覚える為に教わってたが

だんだん用事のあるフリして呼ばれていて

ご飯食べて雑談して帰るのが増えた。

それはそれで ランチ代や夜食代が浮くから

都も有難かった。

これで欲しい新しいワンピースが買えるもんねー。

「勝山さん、あれから彼女と会ってます?」

そもそも 彼女に気に入るプレゼント選びも

2人で雑貨屋いって話したもんね。

彼女の好みを聞いてるのにやたらと

私の好みまで聞いてくる。

「…おっ、おう。忙しくてな向こうも。」

寂しがりやなんだなー、課長も。

彼女に送るプレゼント選びも一緒にしたなー。


「都はどうなんだよ。

理解してくれる男とやらは…出来そうなのか?」

「もーすぐ出来ますよー!」

「そうか、楽しみにしてるからな。

この海老カツサンド 旨いらしいぞ、食えよ。」

勝山が笑うと都はクスッと笑った。

「何だよ、顔に何かついてんのか?」

「課長、もっと笑った方が社内でも

人気でますよ。」

「うるさい!」

せっかく褒めてるのになー。

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