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第2章 彼女

私の朝早い


電車の中で今日のプレゼン資料に目を通し


一日の仕事を頭に叩き込む




終電間際に会社を飛び出し


帰宅後すぐに翌日の資料作成





女を捨てた訳じゃない





見た目にだって気を遣う


休日はエステに美容室






彼氏がいらないわけじゃない　　　　



ただ・・・



仕事が好きなだけ






彼氏が出来ても長続きしない



みんな最初は仕事に理解を示してくれる



でも最後は





「君は僕より仕事が好きなんだ」







私が告白したわけじゃない





相手を好きになり始めた時




さよならを言われるのはいつも私





もう彼氏はいらない




もうすぐ30歳の誕生日







同期はみんな寿退社で


気づいたら女性営業で最年長・・・



親からは結婚の催促




彼氏すらいないのに！！！！！






ただ・・・

仕事より大事な人に出会えていないだけ






いつか私だって幸せな恋がしたい